移植後の生活や運動について

よりちゃんさん(41歳)   ■治療ステージ:顕微授精   ■妊活期間:12年   ■AMH1.32(昨年8月)  

■治療状況

1)トルコ在住。私41歳、夫58歳。昨年1月から妊活開始。自然でなかなか妊娠しないので、ホルモン治療で数ヵ月挑戦し妊娠に至らず、今年の3月から顕微授精を行うことにしました。

2)3月の採卵は5個で、3個が受精卵まで育ち、2個が移植可能な受精卵で、同月に2個同時に移植しましたが、妊娠せず(新鮮胚移植)。

3)2回目はクリニックを変えました。そこでは採卵5個。そのうち2個が受精卵まで育ちました。トルコでは日本のように受精卵のグレードなどがないので、どれくらいか分からないですが、ここでは受精卵を凍結させて、生理がきてからその周期に胚移植をすることになりました。 移植は来月の予定です。

≪質問①≫移植する前後で、食べ物や運動など気をつけることはありますか?クリニックまでバスで15分+徒歩20分です。移植当日は、ここまで運動しても大丈夫なのでしょうか?タクシーで家に帰ったほうがいいですか?

≪質問②≫私が住んでいる地域は、日中は40℃の猛暑です。2月の地震でエアコンが壊れてしまい、夜暑すぎて寝られないことがあります。これもやはり移植後、着床するのに影響をうけますか?

≪質問③≫妊娠しなければ日本で体外受精をする予定です。来年8月に43歳になるので、保険をフルに活用し、3回移植できるように帰ります。もし貴院で診ていただくなら、いつ帰国したら来年の8月までに3回移植できるでしょうか?夫は仕事で1週間しか帰れません。トルコでの2回の顕微授精は回数にカウントされるのでしょうか?

≪質問④≫私と夫の検査結果を見て、先生だったら体外受精を勧めますか?それとも顕微授精でしょうか?

妻: 生理2日目→FSH 6.66TSH1.54LH2.74E2 20.28、プロラクチン8.02、プロゲステロン0.4

夫: 精液量1.1ml、グレー不透明、精子粘着性 普通、精子数90million/ml、総精子数99million/ml精子運動率38%、形態が5%、進行度全部で38%、総運動精子量38.5(昨年8月)

 

松本 玲央奈 先生 聖マリアンナ医科大学卒業。東京大学産婦人科学教室、長野県立こども病院総合周産期センターなどを経て、東京大学大学院医学研究科で着床外来に就きながら着床の基礎研究に従事。2018年より現職。男性外来や漢方外来も併設し、オーダーメイドの治療を実践。2015年不妊分野において権威あるヨーロッパ生殖医学会で着床に関する論文でAward受賞。
※この動画は23年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。
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