■ニックネーム:るんさん ■年齢:43歳(夫:44歳) ■治療ステージ:顕微授精
■AMH:2.70
■治療状況:
(1)今年になりようやく結婚し、高齢夫婦なので2月より不妊治療をスタート。
(2)AMHは2.70あり少し安心したが、妻は甲状腺(橋本病)が分かり薬を服用中で、夫の精子も運動率が悪く顕微授精での治療を実施。
(3)3月に採卵し19個取れたが、正常受精が6つ。2つは分割胚で凍結し、残り4つを胚盤胞になるよう進めていたが、2つダメで残り2つは胚盤胞までなったもののグレードが悪くダメだった。
(4)普段から排卵周期が早く、移植も自然周期のタイミング(内膜が厚くならず)で2回キャンセルし、7月5日にやっとホルモン周期にて分割胚2つを移植したが着床せず。凍結胚がもうない為、採卵からのスタートだが、高齢ということもあり保険の適用がないので次の採卵・移植が最後と夫に言われている。
■質問①:年齢のこともあり1日でも若い卵子を採卵したいと気持ちは焦りますが、次こそは胚盤胞まで育ってほしいと思っています。食事改善やウォーキング等の運動、体を温めるなどを1ヶ月間頑張ってから採卵をした方が私の場合いいでしょうか?
質問②:通院先の先生は、今月くる生理からまた開始してもいいし、1回あいだをあけてもいいと言われましたが小川先生はどう思われますか?
質問③:HOMA-R値が3.2と高く、移植前までメトグルコ錠250㎎を病院で処方されていました。また今回、胚盤胞になり易くするために Lカルニチンのサプリを処方してもらいました。サプリの効果も2ヶ月後くらいからと言われていますが、採卵のタイミングや卵の質改善、着床へ至るまでの、サプリの活用法についてもアドバイスをいただけませんでしょうか。
小川誠司先生に、聞いてみました。

仙台ART 小川 誠司 先生 名古屋市立大学医学部卒業。2010年、慶應義塾大学大学院博士課 程(産婦人科専攻)入学。2014年、慶應義塾大学病院産婦人科助教。 2020年仙台ARTクリニック 入職。日本産科婦人科学会産婦人科専門医。 婦人科、不妊治療すべての女性のパートナードクターを目指し、質問しや すい雰囲気づくり、わかりやすい言葉での説明を心掛ける。
※この動画は22年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります