アクアさん(34歳) ■治療ステージ:顕微授精 ■妊活期間:1~2年 ■AMH:6.96ng/mL(2023/5)
■精液所見:精液量6.8mL,精子濃度 4000万/mL,運動率38%, 前進率20%,奇形率60%
■治療状況
(1)私34歳、夫35歳。今年のホルモン検査、感染症、抗精子抗体、クラミジア抗体、抗核抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体、サイログロブリン抗体などの血液検査、子宮鏡、卵管造影で問題なし。
(2)夫の乏精子症で、PPOS法で13個採卵し、胚盤胞3個(5日目4AA,3BBと6日目4AB)凍結。
≪質問①≫成熟卵13個にICSIを実施し、異常受精は0でしたが受精できたのは8個。その後胚盤胞3個でした。一般的には受精率や胚盤胞到達率が少し低めと感じていますが、原因には何が考えられますか?受精率や胚盤胞到達率を良くするために何か個人で工夫できることはあるでしょうか。
≪質問②≫本当はふりかけ法と顕微授精を半分ずつが理想なのですが、主治医には顕微授精しか難しいと言われています。先生のクリニックでの、ふりかけ法可能な精液所見の基準を教えてください。
松本 玲央奈 先生 聖マリアンナ医科大学卒業。東京大学産婦人科学教室、長野県立こども病院総合周産期センターなどを経て、東京大学大学院医学研究科で着床外来に就きながら着床の基礎研究に従事。2018年より現職。男性外来や漢方外来も併設し、オーダーメイドの治療を実践。2015年不妊分野において権威あるヨーロッパ生殖医学会で着床に関する論文でAward受賞。
※この動画は23年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。