舞茸さん(40歳) ■治療ステージ:顕微授精 ■妊活期間:半年~1年 ■AMH:0.84 ■精液所見:濃度500×10^4/ml、運動率70%
■治療状況
(1)採卵4回。全て顕微授精。うち、2回は胚盤胞各1個凍結(3BB、3CC)。1回は胚盤胞になったもののグレードが悪く凍結せず。1回は受精せず。
(2)移植は、どちらの卵子も陰性。
≪質問①≫仕事をうまく調整できず、通院はできるものの、睡眠時間の確保、ストレス対策、良質な食事など、指導に沿った生活ができません。グレードのよい卵子を採卵するために、優先順位高く取り組んだ方がいいことは何だとお考えですか?
≪質問②≫卵の発育にかかる時間が周期によって違います。また、同じ周期でも、1つだけ飛び抜けて早く育ち、他の卵子は小さいタイミングで採卵日を迎えてしまうことが続きました。このような不安定さが、卵子の質や受精に影響があるのか、先生のお考えを伺いたいです。
松本 玲央奈 先生 聖マリアンナ医科大学卒業。東京大学産婦人科学教室、長野県立こども病院総合周産期センターなどを経て、東京大学大学院医学研究科で着床外来に就きながら着床の基礎研究に従事。2018年より現職。男性外来や漢方外来も併設し、オーダーメイドの治療を実践。2015年不妊分野において権威あるヨーロッパ生殖医学会で着床に関する論文でAward受賞。
※この動画は23年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。