◆質問 ももこさん
低刺激法(クロミッド50を夕食後1錠×10日、r-FSHを150×3U隔日)にて採卵を2回行いましたが、1回目は1/4個が4BCで凍結(移植するも陰性)、2回目は1/1個が変性卵でした。卵の質が悪いではないか、と不安になります。AMHが1.54(34歳です)と低いため低刺激法を選択していますが、低刺激法だと採卵を繰り返すことになり、年齢を重ねていく毎に卵の質が低下するのではないかと心配です。でも高刺激法にして卵が枯渇してしまっても困ります。刺激法をどう選択すれば良いのでしょうか。中・高刺激法に変更する基準などはありますか。また、一度高刺激法を選択しても低刺激法に戻すことはできますか。
松本 玲央奈 先生 聖マリアンナ医科大学卒業。東京大学産婦人科学教室、長野県立こども病院総合周産期センターなどを経て、東京大学大学院医学研究科で着床外来に就きながら着床の基礎研究に従事。2018年より現職。男性外来や漢方外来も併設し、オーダーメイドの治療を実践。2015年不妊分野において権威あるヨーロッパ生殖医学会で着床に関する論文でAward受賞。
※この動画は22年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。