保険適用内で妊娠できますか?

■ニックネーム:ユイさん    ■年齢:35歳    ■治療ステージ:顕微授精

■不妊原因:無月経、下垂体不全(微量のホルモンはあるものの、卵胞を育てる力がない)発育不全(子宮は人よりも小さい。卵管は機能していないだろうと言われている)      

■治療状況

1)保険適用前から、体外・顕微授精での移植は4回。着床なし2回、化学流産1回、稽留流産1

■質問①: 保険適用での治療をしています。一度目が終わり化学流産でした。治療費のことを考えずに治療ができたのでストレスも軽減しましたが、残り5回で出産できるか不安です。複数採卵できても、最後に残るのは1つ(胚盤胞)です。なので治療開始はいつも採卵からスタートです!2個移植なども考えた方が良いのでしょうか?

質問②:着床後に流産になってしまうのは、胚の問題とよく聞きますが、2回の流産で不育症などの検査も受けた方がよいのでしょうか?そもそも子宮が小さいと妊娠継続は難しいですか?田舎で仕事をしながら通える範囲では、今行ってる病院しか高度治療を実施していません。医師へ質問しても「やってみないと分からない」と言う答えがほとんどです。セカンドオピニオンも考えるべきでしょうか?

 

松本 玲央奈 先生 聖マリアンナ医科大学卒業。東京大学産婦人科学教室、長野県立こども病院総合周産期センターなどを経て、東京大学大学院医学研究科で着床外来に就きながら着床の基礎研究に従事。2018年より現職。男性外来や漢方外来も併設し、オーダーメイドの治療を実践。2015年不妊分野において権威あるヨーロッパ生殖医学会で着床に関する論文でAward受賞。
※この動画は22年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。
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