化学流産2回。検査を受けるべき?

うさこさん(26歳)    ■治療ステージ:顕微授精   ■妊活歴:2年~3   ■AMH:11.06 NG/ML  ■精液所見:処理後 濃度10万匹/ml、運動率100%、形態奇形率0%、運動性B

■治療状況
排卵誘発剤を使ってのタイミング法(1年程度)→転院し抗精子抗体検査、陽性
採卵数20個 全て顕微授精、凍結胚盤胞9個
移植1回目ホルモン補充周期 →化学流産
移植2回目ホルモン補充周期→陰性
移植3回目 自然周期→化学流産

≪質問①≫
移植3回中2回化学流産となっています。判定日はクリニック指定でBT14です。2回とも、判定日前から胸の張りや気持ち悪さなどの症状が出ていたのにBT12あたりで消えました。市販の検査薬でも日ごとに段階的に濃くなることを確認していますが、BT12あたりから薄くなっていきます。
移植3回とも判定日までに出血や目立った腹痛等は一度もありませんでした。
排卵誘発剤でのタイミング法でも1度化学流産になっています。「化学流産は流産には含まない」と言われましたが、タイミング法も入れれば3回。
移植での化学流産では2回ともBT10~12あたりで症状が消え、検査薬も同時期に「濃い→薄い」になることが気になりますが、何か検査を受けたほうがいいでしょうか?

≪質問②≫
保険適用での移植が残り3回となり焦っています。子宮内フローラ検査があまり良くなかったことで慢性子宮内膜炎が気になっています。
慢性子宮内膜炎以外に検査することなどあれば知りたいです。
また、転院するべきかも悩んでいますが凍結胚を破棄することにも躊躇っています。現在のクリニックでは「年齢的にも統計的にも移植6回以内で成功する」という考えのようで、積極的に検査を提案されたりはありません。また2個移植も「胚のグレードと年齢を考えて、勧められない」と言われています。転院についてはどのように考えたらよいでしょうか?

厚仁病院 生殖医療部門 松山 毅彦 先生
東海大学医学部卒業。小田原市立病院産婦人科医長、東海大学付属大磯病院産婦人科勤務、永遠幸レディースクリニック副院長を経て、1996 年厚仁病院産婦人科を開設。厚仁病院理事長。日本産科婦人科学会専門医。日本生殖医学会生殖医療専門医。
※この動画は2024年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。
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