みんさん(40歳) ■治療ステージ:顕微授精 ■妊活歴:1年~2年 ■AMH: 1.45 (2023年9月時点) ■精液所見:量、濃度、運動率は基準以上
■治療状況
2023年1月からタイミング療法3回、人工授精はせず、2023年3月に体外受精を開始し、採卵2回。
Aグレード胚盤胞1回、初期胚1回を移植するもhcg0で陰性。
その後、低刺激のクリニックに転院し、1年半ほど治療を続けており、採卵6回、Cグレード胚盤胞移植2回するも、hcgは3程度で化学流産。クロミッド5日間とゴナールエフ2.3回の刺激で採卵を繰り返していますが、採れる卵は1~4個。受精もしますが、桑実胚前後で成長が止まることが多く、胚盤胞まで到達せず、採卵を繰り返しています。精液検査は問題を指摘されたことはなく、現在はZymotで選別を行い、IMSIで顕微受精しています。
3日目FSHは、低い時でも15、高いと30になっています。子宮内膜ポリープを昨年除去。その後の子宮鏡検査、CD138は異常なし。子宮筋腫の手術歴があり、現在はチョコレート嚢胞が片側にあります。
週1で不妊専門の鍼灸院にも通っています。
≪質問①≫
クリニックでは、「いい卵が採れるまで採卵を繰り返すしかない」と言われています。しかし、年齢とAMHを考えると、このゆっくりなペースで進めていたら手遅れになるのでは、と先が見えず焦っています。クリニックの方針で、今の治療法以外はできないようです。
保険は移植があと2回分残っていますが、保険があるうちに、刺激法が違うクリニックや2個移植など柔軟に対応してくれるクリニックへ転院を考えたほうが良いでしょうか?今のクリニックは有名で実績もあると言われているところなので、保険内で質の高い治療を受けられるという観点で、少なくとも保険内は転院しないほうがいいでしょうか?
≪質問②≫
私は高齢で低AMHですが、先生ならどのような治療を提案されますか?
東海大学医学部卒業。小田原市立病院産婦人科医長、東海大学付属大磯病院産婦人科勤務、永遠幸レディースクリニック副院長を経て、1996 年厚仁病院産婦人科を開設。厚仁病院理事長。日本産科婦人科学会専門医。日本生殖医学会生殖医療専門医。