りすさん(42歳) ■治療ステージ:顕微授精 ■妊活期間:4年~ ■AMH:0.01 ■精液所見:精液の量は少ないが、精子の数や運動率は良好
■治療状況
(1)21歳で子宮内膜症・卵巣チョコレート嚢腫の手術。31~36歳頃までタイミング法と人工授精。36歳で子宮内膜ポリープと内膜症、卵管拡張の手術をし、約2年は自己流のタイミングをとるも妊娠せず。
(2)仕事や経済的な面でなかなかARTに踏み切れず、38歳で一念発起して今の病院へ。
(3)38歳から現在まで顕微授精を継続。採卵がうまくいかず、高刺激でもE2が上がらなかったり、卵胞が育たなかったり、途中で中止になりリセット、ということが多くなってきました。
(4)それまでも採れて1個や、空胞またはゼロ。直前で排卵して人工授精に切り替えなど難しい状況です。一度だけ人工授精に切り替えた時に40歳で妊娠するも、9週で稽留流産の手術をしました。
(5)採れて1個なので初期胚凍結一択、顕微授精一択。採卵は数えきれないほど、移植は2個移植を2回と、1個ずつを2~3回。移植で陽性が出たことは一度もありません。
(6)エパデール・ユベラ・ジュリナは毎日、漢方やサプリメントも飲みますが改善なしです。
≪質問≫現在42歳でAMHもかなり低く、なかなか採卵がうまくいかない状況でどのようにしたらよいか、アドバイスをお願いします
厚仁病院 生殖医療部門 松山 毅彦 先生 東海大学医学部卒業。小田原市立病院産婦人科医長、東海大学付属大磯病院産婦人科勤務、永遠幸レディースクリニック副院長を経て、1996 年厚仁病院産婦人科を開設。厚仁病院理事長。日本産科婦人科学会専門医。日本生殖医学会生殖医療専門医。
※この動画は23年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。