正常胚を獲得するには?

ルナさん(40歳)      ■治療ステージ:顕微授精  ■妊活期間:34  ■AMH2.651年前、3年前は1.71) ■精液所見:良好

■治療状況

1)アンタゴニスト法4回(HMG製剤600単位)、転院してPPOS法を2回、ショート法(FSH製剤300単位)で採卵。

2)胚盤胞18個を検査に出しましたが、全てC判定です。夫の染色体に異常があります。

≪質問①≫刺激方法や薬剤を色々変えてみましたが、正常胚が出ません。こういった場合、工夫しながらPGT検査をして、治療を繰り返すしかないでしょうか?

≪質問②≫現在海外へPGT検査に出している1つは、3PNの異常受精にも関わらず胚盤胞まで育ったものです。異常受精の胚でも、胚盤胞まで育ったら染色体は正常なのでしょうか?

≪質問③≫ZyMot(ザイモート)は、流体デバイス技術を用いた精子選別法で合っているでしょうか?こちらのオプションも毎回つけていますが、デメリットなどはありますか?凍結精子ではできないと医師からは言われています。

≪質問④≫未熟卵→成熟卵に培養しているクリニックもありますが、前院や通院先では積極的にはやっていないようです。元々未熟卵の卵子も培養し成熟卵になれば、同じように胚盤胞になる可能性はありますか?

≪質問⑤≫直近の採卵では空胞や未熟卵が複数ありましたが、加齢やトリガーの変化による影響でしょうか?(トリガーの時間は同じ。採卵開始の時間に3hの差あり。薬剤はhCG注射・ブセレキュアのダブルトリガーやスプレキュア単独、ゴナドトロピン単独から、直近の採卵のみオビドレル2Aに変えました)

 

北浜 裕嗣 先生 1992年愛知医科大学大学院修了。蒲郡市民病院勤務の後、アメリカに留学。 Diamond Institute for Infertility and Menopauseにて体外受精、顕微授精 等、最先端の生殖医療技術を学ぶ。帰国後、IVF大阪クリニック勤務、IVFなんば  クリニック副院長を経て、2010 年レディースクリニック北浜を開院。医学博士、 日本産科婦人科学会専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医。

※この動画は23年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。

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