■ニックネーム:nicoさん ■年齢:37歳 ■治療ステージ:体外受精 ■AMH:0.34
■治療状況
(1) 一度にとれる卵の数は1~3個くらい。
(2) 1年半で、15個移植をして5回稽留流産、3回化学流産をしました。医師の薦めで、夫婦の染色体検査をしたが異常なし。PGT-Aで染色体異常の胚を省いて移植すれば流産率は下がるかもと思い、採卵できた胚を順番に検査にだしてA胚が溜まってから移植をすることに。
(3) 3回採卵をして、7個の卵が採れ、すべて胚盤胞になり、A胚4個、B胚1個、C胚2個でした。
(4) A胚を2つ戻しましたが、2つとも稽留流産でした。
(5) 血液検査で抗リン脂質抗体症候群と診断されました。
(6) 今度、胎嚢が確認できたらへパリンとバイアスピリンの治療をする事になり、元の病院で残っているA胚を2つ戻しましたが、胎嚢確認前に流産。
(7) その後、PGT-Aには出さず、採卵を2回して胚盤胞4個を2個ずつ移植しましたが、着床せず。
■質問①:今後の治療はお金の事もあり、卵も無くなったので1度保険治療にチャレンジしようと思っていますが、年齢のこともあり、悩んでいます。先生の考えを聞かせてください。
質問②:不妊の原因は抗リン脂質抗体症候群だったのでしょうか?他にやるべき検査があれば教えてください。
浅田レディースクリニック浅田義正先生 名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の名古屋駅前、勝川、東京・品川にクリニックを開院。著書に『不妊治療を考えたら読む本』(講談社)など多数。
※この動画は22年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。