■ニックネーム:れい(30歳) ■治療ステージ:顕微授精 ■妊活期間:1~2年
■AMH:5.14 ■精液所見:濃度2120万/ml,運動率32.1%
■治療状況:
(1)今回、体外受精にチャレンジし、AMHが高めなので、卵もたくさん採れると考えPPOS法にしました。ゴナールエフ150単位を6日間と、別のHMG150単位を4日間注射。内服薬にヒスロンを飲んでいました。
(2)エコーで見ると卵胞は10個ほどみられ、大きさも問題なく採卵を行いましたが、実際に採れたのはたった4個でした。全て受精するも胚盤胞にならず、初期胚グレード2,3を1つずつ凍結できただけ。
(3)若いため初期胚でも妊娠の可能性があるということで、初期胚移植を行うことになりましたが、正直たくさん採れると思っていたので、卵の数も少なく、胚盤胞すら凍結できなかったことにショックが大きいです。
■質問①:AMHが高めなのに、エコーで見えていた数よりずっと少ない数しか採れなかった理由は何ですか?
■質問②:若いので初期胚でも妊娠の可能性があるというのは本当なのですか?他の卵が胚盤胞まで育たなかったので、不安です。
■質問③:保険適用で移植できるのは6回までなので、今回上手く行かなかったら再度採卵した方がいいように思うのですが、どうでしょうか?山口先生は、再度採卵するなら、刺激方法は変えた方がいいと思われますか?
山口 剛史 先生 奈良県立医科大学卒業。2007年京都府立医科大学大学院医学研究科 統合医科学専攻、同博士課程修了。公立南丹病院、京都府立与謝の 海病院産婦人科医長などを経て、2010年より醍醐渡辺クリニック勤務。
※この動画は22年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。