これこそが究極の顕微授精!!

きなこさん(30歳)   ■治療ステージ:顕微授精   ■妊活歴:2年~3年  ■AMH:2.14(2023.11時点)  ■精液所見:運動率、濃度ともに問題なし。   

■治療状況

現在、流産回復待ち。妊娠するまで通っていたクリニックでは基本的に連日注射(ゴナールエフ)の高刺激で採卵、移植はホルモン補充でした。もともと採卵数と胚盤胞到達率があまりにも低いので、年齢的にも移植4回ダメだったら転院しようと決めており、今後は低刺激で採卵、自然周期で移植しているクリニックに転院予定です。
双子を心拍確認後に時差で流産しているため、妊婦健診を受けていた総合病院と転院先からは不育症検査を勧められており、今後不育症専門クリニックで検査予定。流産手術後の経過観察で、RPOCの指摘あり(もともと子宮内にポリープがあり、そのポリープに対して血流が豊富に流れているとのことで、初回月経時に大量出血になる可能性)

≪質問①≫初回月経時に大量出血の可能性を指摘されていることもあり、いつ頃来るか気にしています。流産以降、改めて基礎体温もつけ始めましたが、妊娠前はきれいな二層だった基礎体温が現在はガタガタで、生理の予測が難しいです。流産後であっても排卵時には高温期になり、生理前は体温が下がるのでしょうか?
また、流産手術2週間後の経過観察ではすでに卵胞が育ってきており「排卵しそうなものもある」と言われましたが、排卵した場合はやはり2週間後くらいで生理が来るのでしょうか?
採卵数・成熟卵数は悪くないのですが、胚盤胞到達率がとても低いです。また、胚盤胞になっても全て6日目、グレードもBCまたはCBという散々な結果です。成長過程を見ると、5日目あたりで成長停止しているものが多いですが、実際は3日目時点で8分割していないものが多いので、そもそも成長が遅く、精子よりは卵子の質の問題なのかなと思っています。
サプリなどを3ヶ月以上飲み続けた時点で再採卵しましたが、結果は変わらず、卵子の質の改善が見込めません。
低刺激に変更したら改善する可能性はありますか?それでも改善しなかった場合、これ以上なにをしたら良いでしょうか。

≪質問②≫できる限り流産率を下げるために可能であればPGTを受けたいですが、採卵や自費まで自由診療になってしまうため経済的に現実的ではないのと、これまでの採卵成績では検査を受けること自体難しいと思っています。(胚盤胞到達率が低い、TE細胞がCのものばかりのため)
また、採卵成績を見る限り自由診療で進めるのはあまりにもギャンブルでコスパが悪いと思うので、できる限り保険診療で進めたいです(この場合、やれることも限られてしまいますよね…)。
良好胚を得て、妊娠率を上げ、流産率を下げるために、今後どのような治療をしていくのが良いでしょうか?

蔵本ウイメンズクリニック 蔵本 武志 先生
久留米大学医学部卒業、山口大学大学院修了。山口県立中央病院産婦人科副部長、済生会下関総合病院産婦人科部長を経て、1990 年オーストラリア・PIVET メディカルセンターへ留学。帰国後、1995 年蔵本ウイメンズクリニック開院。元JISART(日本生殖補助医療標準化機関)理事長。久留米大学医学部臨床教授。

※この動画は25年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。

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