りんごさん(30歳) ■治療ステージ:体外受精 ■妊活期間:4年以上 ■AMH:正常 ■精液所見:問題なし
■治療状況
全身性エリテマトーデス(SLE)の持病があり、体調を整えながらの不妊治療を続けています。
不妊検査は問題なく、子宮内フローラ検査も問題なし。採卵は1回で10個受精卵を保存できているが、その後2年以上経っても内膜の厚さが足りず、1回しか移植できていないです。その1回の移植は、着床はしたもののホルモン値が低く、妊娠継続はできませんでした。
不妊治療を始めてからずっと「子宮内膜の薄さが問題である」と言われ続けています。保存できている受精卵はあるのに、移植できないという現状です。
鍼灸治療を始めてから数ミリは厚くなりましたが、7mmにぎりぎり届かず、移植を見送ることが多いです。
≪質問≫
前回初めてホルモン補充周期を行いました。エストラーナテープを使用しながら様子を見ましたが、移植決定をする診察の際に「ホルモン補充してるのにE2が低く(138)、子宮内の粘膜が多く内膜の厚さを測ることができない」ということで中止になりました。
「ホルモン補充周期は体に合っていないのかも」というお話を先生からいただき、次は自然周期で排卵を見ていくことになりそうです。
内膜が薄いからホルモンの補充が必要なのに、ホルモンでの調整が体に合わないとなると、この先できることがないのではないかと少し落ち込んでしまいました。
私と同じような症状はあり得るのかということや、他の治療法はあるのかということが気になり、相談させてもらいました。
ちなみに毎回排卵前に粘膜が増えて内膜測定が不可能になることがよくあります。
東京慈恵会医科大学卒業。東京慈恵会医科大学附属病院、国立大蔵病院に勤務後、父親が営んでいた産科医院を継ぎ、不妊症・不育症診療に特に力を入れたクリニックとして新たに開業。
※この動画は24年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。