■ニックネーム:しんくんさん(43歳) ■治療ステージ:人工授精 ■妊活期間:4年~
■AMH:0.28(2022年4月) ■精液所見:直近の運動率は20%以下、それ以前は60〜70%ぐらい。
■治療状況
(1)3年半前に採卵2回目(体外受精)、移植3回目の移植で妊娠するも、妊娠7ヶ月後半で死産に。その後、夫婦の染色体検査、TRIO検査を受けましたが異常なし。
(2)その後転院し、採卵(顕微受精)、移植(凍結胚盤胞)を繰り返していますが、陰性ばかり。
(3)胚盤胞の遺伝子検査では、検査した4個とも異常あり(形態は良好)。その後は新鮮胚移植をした一回のみ陽性反応でましたがhcgが伸びず妊娠には至らずでした(BT11でhcg28.6)。
(4)費用面で高度生殖をこれ以上続ける事が難しく、現在は人工受精にステップダウンしています。
■質問①経過を見ても人工受精での妊娠確率はゼロに近いと思うのですが、先生の見解をお聞きしたいです。少しでも妊娠確率を上げる方法など何かありますでしょうか?
■質問②ずっと凍結胚盤胞移植だったのですが、最後の採卵・移植を新鮮胚でした際に陽性反応が出ていたため、可能性を捨てきれず悩んでいます。妊娠できる可能性は残されているでしょうか?
福井ウィメンズクリニック●福井 敬介 先生 日本大学医学部卒業。卒業と同時に愛媛大学産科婦人科に入局。愛媛大学 大学院医学専攻科修了。2000年愛媛大学産科婦人科学助教授。2001年、「高度な生殖医療をより身近な医療として不妊カップルに提供したい」と福井 ウィメンズクリニックを開設する。
※この動画は23年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。