卵巣やダグラス窩の癒着の影響は?

■ニックネーム:ぺんたさん(38歳)  ■治療ステージ:体外受精   ■妊活歴:5年以上

AMH2.76  ■精液所見:運動率低(酸化ストレス値は高い)

■治療状況:

14年前、14センチの筋層内筋腫を腹腔鏡で摘出。その際に左卵巣と子宮が癒着していたため、剥がしておいたと執刀医からは聞いていました。

2)手術から1年後の2020年にMRIを受けたところ、変性筋腫と残存筋腫が複数。子宮と左卵巣の癒着(癒着の度合いは不明)、ダグラス窩()癒着、子宮後傾という診断でした。

■質問①:

卵巣やダグラス窩の癒着が子宮内膜症かどうかを調べるには、腹腔鏡検査とCD-125の検査があると思いますが調べていません。腹腔鏡検査またはCD-125の検査なら、どちらが優先でしょうか?

■質問②:

今は子宮筋腫が5個ある状態ですが、それぞれの大きさは中程度とは言え、内膜の変形がみられないので採卵も移植も進んでいます。左卵巣と隣接する形で5センチ大の子宮筋腫があり、採卵の度に筋腫を貫く形で左卵巣を刺さない と卵子を採れない状態です。局所麻酔で毎度痛みも強いので、癒着だけでもとってもらうことは可能なのでしょうか?それが不可能な場合、他に癒着をどうにかできる手段はありますか?

■質問③:

ホルモン補充周期で移植をして3回とも不成功でした。筋層内筋腫と言えど、中程度の大きさが5あることで着床を妨げるような事はあり得ますか?もしそうであれば、再度MRIなどの検査を受けて、ある程度現在の状態を知っておいたほうがいいで しょうか?

メディカルパーク湘南 田中 雄大 先生 慶應義塾大学医学部卒業。日本産科婦人科学会専門医、日本生殖 医学会生殖医療専門医。大和市立病院産婦人科勤務、内視鏡手術 の専門病院を目指した矢崎病院婦人科での勤務などを経て、2009年、 矢崎病院に不妊治療専門の湘南IVFクリニックを開設。その後、2012 年にメディカルパーク湘南を開設。聖マリアンナ医科大学非常勤講師。
※この動画は22年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。
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