■ニックネーム:まるるさん(34歳) ■治療ステージ:人工授精
■治療状況
(1)34歳の会社員です。PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と診断されて薬を使いながら妊活しています。12月の生理後、卵胞発育状況を確認するための受診前に、コロナに感染してしまい薬をもらうことができず、排卵日を見送ることになりました。
(2)1月の生理が遅れていて、ARTクリニックの先生には妊娠を疑われましたが、2回検査薬を試し陰性。D40のときエコー検査で、体的には生理後10日くらいの状況と言われました。出血がなかったのに生理痛のような痛みもあり、生理期間だったと思われる期間はおりものが非常に多かったです。内膜は妊娠に問題ない厚みがあり、卵胞も育っている状況だったので、なぜ出血がなかったのか分からないと言われました。
■質問
先生が、過去にこのような症例に出会ったことあれば、考えられる原因を教えてください。分からない状況の中、人工授精を実施し、結果待ち中です。
セント・ルカ産婦人科 宇津宮 隆史 先生 熊本大学医学部卒業。1988 年九州大学生体防御医学研究所講師、1989 年大分県立病院がんセンター第二婦人科部長を経て、1992 年セント・ルカ産婦人科開院。国内でいち早く不妊治療に取り組んだパイオニアの一人。開院以来、妊娠数は9,300 件を超える。
※この動画は23年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。