■ニックネーム:くぅさん(38歳) ■治療ステージ:顕微授精
■治療状況:
(1)人工授精2回で1回妊娠→胎嚢確認後、胎芽確認できず7週で流産。顕微授精4回で2回妊娠→①5日目胚盤胞4BCから胎嚢確認後6週で進行流産②5日目胚盤胞4CBから胎嚢確認後に胎芽確認できず7週で流産。不育症検査として血液検査を行いましたが、特に異常は見られませんでした。
■質問①:
PGT-Aで正常胚を移植しても妊娠率は50~60%と見て、今の着床率なら着床前診断をするよりも、移植を続けた方がいいかと悩みます。流産率が下がるならPGT-Aを受けた方がいいでしょうか?
■質問②:
私の場合、枯子卵(※)だと思うのですが、枯子卵の原因は染色体異常だと認識しています。でも正常胚を移植したら枯子卵だったという記事を見つけて、余計にPGT-Aをするべきか悩んでいます。なかなか胎芽が見えるところまでいかないですが、染色体異常以外に考えられる原因はありますか?
※胎嚢の中に卵黄嚢が認められなかったり、卵黄嚢は認められるのに胎児が確認できないもの。 流産の一つの形。
セント・ルカ産婦人科 宇津宮 隆史 先生 熊本大学医学部卒業。1988 年九州大学生体防御医学研究所講師、1989 年大分県立病院がんセンター第二婦人科部長を経て、1992 年セント・ルカ産婦人科開院。国内でいち早く不妊治療に取り組んだパイオニアの一人。開院以来、妊娠数は9,300 件を超える。
※この動画は22年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。