■ニックネーム:みみさん ■年齢:42歳 ■治療ステージ:顕微授精
■治療状況
(1)今までアンタゴニスト法やPPOS法などを行い、それなりに胚盤胞になっていて見た目のグレードも悪くないのですが、PGT-Aの結果、すべて染色体異常となってしまいます。『卵の質』という言葉が、グレードか染色体異常かどちらを意味しているのかわかりません。
■質問①:採卵の際、刺激方法や薬などの調整によって卵子の質が改善されると聞いたことがあります。またサプリでも卵子の質向上をうたっているものを見かけます。ここでいう卵の質とは、見た目のグレードが良かったり、胚盤胞になることを指すのでしょうか。
質問②:採卵の方法ややり方によって卵の質が改善しても、染色体異常はどうすることもできないのでしょうか。年齢が上がると、成熟卵になる過程で染色体異常の卵が増えるという記事を目にしましたが、採卵の仕方によっては、成長段階で染色体異常の卵の率を減らすことができるでしょうか。ぜひご教示頂ければ幸いです。
なかむらレディースクリニック 中村 嘉宏 先生 大阪市立大学医学部卒業。同大学院で山中伸弥教授(現CiRA所長)の指導で学位取得。大阪市立大学附属病院、住友病院、北摂総合病院産婦人科部長を経て、2013年より藤野婦人科クリニック勤務。2015年4月なかむらレディースクリニック開院。
※この動画は22年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。