なっちゃんさん(33歳) ■治療ステージ:顕微授精 ■妊活歴:2〜3年 ■AMH:4.89 ■精液所見:精子のDNA損傷率 27.5%(ザイモート適用)精液量 0.9ml 精子濃度 54.5×100万/ml 運動率 36.7%
≪治療状況≫
2023年からタイミング法・人工授精を経て、その後ステップアップ(顕微授精)。稽留流産・化学流産各1回ずつ。
現在4回目の胚移植が陰性。胚盤胞のグレードはいずれも4AA。子宮鏡・卵管造影検査問題なし。
着床不全検査においては、NK細胞活性値が少し高いとのことで、イントラリポスの点滴を一度投与するも効果感じられず。
≪質問①≫
現在4回目の胚移植(二段階)が陰性に終わり、今後、残っている胚盤胞2個移植+SEET法、それでも難しければPGT-Aを検討しているところです。
胚盤胞2個移植する前に、子宮環境を整えるためリュープロレリン注射を行ってみてはどうかと提案があったのですが、効果はいかがなものでしょうか?
≪質問②≫
また、これまで自然周期での胚移植を行ってきましたが、ホルモン補充周期に変更することで効果が得られるでしょうか?
メリット・デメリット含め教えていただけると幸いです。
大島クリニック 大島 隆史 先生
自治医科大学卒業。1982 年、新潟大学医学部産科婦人科学教室入局。産婦人科医として3 年間研修後、県内の地域病院の1 人医長として4 年間勤務。1992 年、新潟大学医学部において医学博士号を授与される。新潟県立がんセンター新潟病院、新潟県立中央病院勤務を経て、1999 年、大島クリニックを開設、院長に就任。
※この動画は2024年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。