あきさん(43歳) ■治療ステージ:顕微授精 ■妊活期間:1~2年 ■AMH:1.05(41歳時)■精液所見:運動率75%、奇形率48%(2022年1月時点)
■治療状況
(1)チョコレート嚢胞を10年前に腹腔鏡手術し、現在再発するも、主治医は小さいので問題なしとのこと。
(2)卵管造影:問題なし、フーナーテスト:問題なし、採卵5回、移植5回(保険での移植回数は終了)
(3)サプリは、葉酸800ug、ビタミンC1000mg、D50mcg、E400mg、ラクトフェリン300mg。今年に入りPQQ20mg、Lカルニチン700mg、メラトニン3mg、コエンザイムQ10 100mg、DHEA25mg、レスベラトロール500mgも飲んでます。
(4)採卵5回と移植5回の経過は、先生にお渡しした質問表のとおりです。
(5)2023年に入ってから採卵しても胚盤胞にならなくなりました。刺激方法は大体、クロミッドと注射(HMGやフェリング、採卵2日前にアンタゴニスト)です。
≪質問①≫標準体重です。受精卵の成長が途中で止まってしまい移植可能な胚盤胞ができないのは卵子や年齢のせいかと思いますが他にできることはありますでしょうか?
≪質問②≫夫も43才です。精液は、一般精子検査(2022/1/15時点 運動率75%,濃度80.9%,奇形率48%)、抗酸化検査のみです。DFI検査したほうが宜しいでしょうか?
≪質問③≫今年2月に着床不全、不育症専門クリニックにてセカンドオピニオンで血液検査をしたところ、抗β2GP1抗体IgG 11.7※基準値(10未満)、抗プロテインS抗体IgG(±) ※基準値(−)抗プロテインS抗体IgM(±) ※基準値(−)で血流が悪いと診断、バイアスピリンを処方されました。不妊治療クリニックでは、新鮮胚移植は移植後10日間、融解胚移植は移植前2日間のバイアスピリン服用でした。先生のクリニックでも同様の処方でしょうか?もっと増やしたほうがよいなどアドバイスがあればお願い致します。
田中 温 先生(セントマザー産婦人科医院)順天堂大学医学部卒業。越谷市立病院産科医長時代、診療後ならという条件付きで不妊治療の研究を許される。度重なる研究と実験は毎日深夜にまで及び、1985年、ついに日本初のギフト法による男児が誕生。1990年、セントマザー産婦人科医院開院。日本受精着床学会副理事長。順天堂大学医学部客員教授。
※この動画は23年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。