OHSSを避ける高AMHへの刺激法

私にあった治療法はなんでしょうか。主人側には何の問題もなく、むしろ優秀な精子です。

私は高校生の時に摂食障害になってその時から月経が止まり、ピルを服用していました。

2021年からタイミング法をするも妊娠せず。

2022年に5月にアンタゴニスト法による採卵後、ホルモン補充周期による2度の移植を行いましたがいずれも最初の血液検査で陰性。

2022年9月にもう一度、黄体ホルモン併用による採卵を行って、凍結受精卵2個で移植待ちです。

私は多嚢胞性卵巣症候群ではないそうですが、AMHが高めの為hcgに過剰に反応してしまいOHSSとなってしまいます。2021年2月の不妊検査後に自然妊娠できましたが(排卵誘発剤によるタイミング法です)、初期流産でした。その当時のわずかな妊娠中も非常にお腹が苦しく、OHSS状態でした。

また、採卵時に使用する点鼻薬の効き目がよくなく、ホルモン値が上がりません。卵胞数の割にエストロゲン値が低すぎるしもともと低い体質なんですね、と言われました。2度の採卵でも、育っていた卵胞数に比べて採卵数が少なく、また凍結受精卵も一度目で3個、二度目で2個でした。1度目の採卵時では、分割スピードが遅くあまり良い受精卵ではなかったそうです。

二度目の採卵では一度目と同じ方法で採卵準備をし、点鼻薬(ブレセリン)に関しては挿入回数を増やしました。しかし点鼻薬は反応せずで、採卵予定日に採卵はできませんでした。

OHSSになってしまう為、なるべくhcg注射は避けたいとのことでしたが、結局hcg注射を打ちました。結果、凍結できたのは受精卵2個です。先生曰く、適切な時期にhcg注射をしていれば卵子が成熟し、もう少し採卵できた、あるいは質の良い卵子ができていたかもしれない、とのことでした。

また、2度目の移植時に、着床不全の原因を調べるため子宮内膜フローラ検査を行っており、その結果、ラクトバチルスの割合が1.3%と低い為、抗菌薬を飲み、ラクトフェリンサプリも服用し始めました。2022年12月にもう一度子宮内膜フローラ検査をしましたが、ラクトバチルスは0%になっていました。その為、前回とは異なる抗菌薬を服用し、ラクトフェリンサプリの量も1日6錠(600mg)に増やし(通常は1日3錠(300mg))、加えてラクトフェリンの膣剤を約2週間服用しています。

次回は3月に今凍結している受精卵を移植する予定です。そして、今凍結している受精卵で妊娠に至らなかった場合、次回の採卵方法については、基本的にアンタゴニスト法は変更せず、点鼻薬はやめてhcg注射を打つ、ということです。ただ、OHSSのリスクを少しでも下げるため、育つ卵胞の数は減ってしまうことは覚悟で、卵胞を育てる注射量を減らして卵胞数を減らすそうです。

①万が一、3度目の移植となった場合、現在先生が提案してくださっている方法で試してみるべきなのでしょうか?OHSSになってしまう私の体に、この高刺激の採卵方法は合っているのでしょうか。体の負担は大丈夫なのか心配です。

②移植後のホルモン値検査は2週間後に実施する病院が多いようですが、1週間は早すぎないのでしょうか?早すぎて、ホルモン値が上がらないのでは…と思ってしまいます。

③体重が適正体重にもどれば生理はもどるのでしょうか?

④今の私の状態で、着床窓検査などもした方がいいのでしょうか。何かできることがあればご意見いただけると嬉しいです。

かしわざき産婦人科 柏崎 祐士 先生 京都府立医科大学医学部卒業。2000 年まで日本大学板橋病院で主に不妊治療に従事し、その間、米国エール大学医学部産婦人科で研修。その後、「かしわざき産婦人科」副院長に。日本生殖医学会生殖医療専門医、日本産科婦人科内視鏡学会認定医。

※この動画は23年に撮影されたものであり、先生のご意見はその当時のご意見となります。

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